子育てを経験された方は、ご存じでしょう。
幼児が集中する時間はとても短いということ。
長くてせいぜい5分ほどです。
興味の対象が、あっちこっちへと飛んでいきます。
あいのうらいんのレッスンは、幼児の特性に合わせ、
集中力が途切れないように、2~5分刻みの
パーツの組み合わせで、授業が構成されてます。
しかも、
テンポよく
リズミカルに進行していきます。
右脳優位の幼児の脳には、ゆっくり、じっくり説明するよりも
大人には速いと感じるくらいの
スピードが心地良いのです。
パーツとパーツの間は、途切れずに、次から次へとポンポン進行する方が幼児の心を掴みます。
テレビの幼児番組は、そのように構成され、見ている子どもを飽きさせることはありません。
毎回、同じようなパターンで番組を構成しています。
これが右脳優位の幼児には次は何が出てくると、
予測ができることで、安心して見ていられるのです。
パターンと言てっも、毎回同じということではなく、小さな変化の繰り返しになっています。
これが幼児のハートを釘づけにします。
その幼児番組の代表が「
セサミストリート」です。
セサミストリートはアメリカの研究者が総力を挙げて創りだしたものです。
(何故かは、別の機会でお話しします)
放送直後、日本中の教育学者も、教師も、大反対をしたそうです。
あんなに筋書きも無く、スピーディーでどんどん変化する画面など意味がないと考えたのです。
ところが、子どもたちは
セサミストリートにあっという間に惹きつけられていきました。
日本でも長寿の幼児番組は、同じような編成ですよね。
右脳優位の幼児心理を把握した作りになっています。
リズム・テンポに配慮しないレッスンは
右脳教育ではありません。
右脳型のプリントや、右脳とネーミングされた教材を使っているからと言って
右脳教育をしているとは限らないのです。
説明が多かったり、流れが止まったり、間延びするレッスンは、子どもにとって苦痛な事が多く
集中力が途切れ、無駄に動いたりします。
これでは、右脳に効果的なアプローチはできません。
「こっち見なさい」「席について」
など、お母さんが叱ってしまうことになりかねません。
これは、子どもが悪いのではなく、指導する側の授業力・勉強不足が原因です。
このような指導法は、
発達障がい児にも同じことが当てはまります。
幼児教育と、
発達障がい児教育は多くの共通した指導法があり、効果を発揮しています。
あいのうらいんでは、授業の腕が上がるよう日々講師同士で模擬授業をしています。
子ども役になってみると、褒められる嬉しさ、説明が長いと集中力が途切れてしまう子どもの気持ちがよくわかります。
このように、頑張っていても イメージ通りにいかず、反省することもあります。
そのような未熟な授業を温かく見守ってくださる保護者の皆さまには、本当に感謝しております。
研鑽を積んでまいりますので、これからも宜しくお願い致します。
さて、
セサミストリートですが
ゲストも超一流で番組の本気度がうかがえます。
最近は、ミシェル・オバマ大統領夫人が出演されたようです。
クラシック音楽好きの私としては、
イツアーク・パールマン(ヴァイオリニスト)
小澤征爾(指揮者)
ヨーヨー・マ(チェリスト)
が出演した時は、子ども向けの番組になんて贅沢!! と思ったものです。